■フォーミュラEnjoy鈴鹿ラウンド(鈴鹿・岡山シリーズ第3戦/第4戦)

● 8月7日(土)予選・8日(日)決勝
● 岡山国際サーキット(3.703q)

6月の特別戦に続き、岡山国際サーキットを舞台に開催された第3戦・第4戦のダブルヘッダーは16台がエントリー。猛暑となった週末、文字通りの熱い戦いが繰り広げられた。大会前日の8月6日(金)には、希望者を対象にGPSデータロガーをマシンに搭載、得られた走行データをもとにしたドライビングレクチャー(無料)が福山英朗アドバイザーによって行われた。
※シャシーはNF-02、タイヤはダンロップのワンメイク

【公式予選】 7日(土)9:20〜9:35
天候:くもり 路面:ドライ
15分間のセッションのベストタイムが第3戦の、セカンドタイムが第4戦のグリッドに反映される公式予選。開始早々に#6 辰巳秀一(イリオスTKSあっぷるキャロットMYST)が1分50秒台に突入する。#70 山崎一平(エンジョイスポーツカー.com)、#19 永井秀和(NINNE /RACING・ FE2MYST)、#54 山根一人(超精密プラ型 光精工TKS MYST)らが追随するが51秒の壁を超えられない。しかしセッション中盤に山根が辰巳を上回ると、終了間際に永井、#74 小川涼介(K&G RACING TEAM C72)らが相次いで50秒台に入れ、タイムモニターの上段を占める。しかしトラフィックをうまく処理しながらスリップでのタイムアップを狙った辰巳が最後に1分49秒781を記録。セカンドタイムも最速となり、第3戦・第4戦ともにポールポジションを獲得した。

【第3戦 決勝レース】 7日(日)15:10〜 (10周)
天候:くもり 路面:ドライ
順当なスタートを決めた辰巳と山根が一騎打ちの様相となる。戦局が動いたのは4周目。バックストレートエンドのヘアピンで山根がトップに浮上。しかし辰巳も食い下がり、接近戦が続く。その後方では小川、山崎、永井、芦田将吾(amon*ピカまも〜る*YRP*Agro)らが激しい3位争いを展開。7周目に抜け出した永井がその座を固めた。息づまるトップ争いは山根がリードしながら最終ラップまで続き、このままチェッカーかと思われた最終コーナー、山根がまさかのシフトミス。辰巳がコンマ011秒差の大逆転優勝を果たした。
「マイスターズ・カップ」は、10位に入った#66 Ryuu Mao(Ryuu Mao レプリスポーツ)が今季3度目の獲得となった。

【第4戦 決勝レース】 8日(日)10:50〜 (10周)
天候:晴れ 路面:ドライ
ポールシッターの辰巳をおびやかしたのは、2番手グリッドからスタートダッシュを果たした永井。1コーナーで果敢にインをつくも辰巳が押さえ切り、そのまま一人旅を開始する。芦田がこれに追従するも、レース後半はじわじわと差が開く展開に。この2台が先行する中、残る表彰台の座を懸けて永井、山根が激しい攻防を展開した。永井は6周目に1分50秒364のベストラップをたたき出す熱走で3位の座を確保、コンマ404秒の僅差で山根を押さえ切った。
「マイスターズ・カップ」は、第3戦同様10位に入った Ryuu Maoが4度目の栄冠に輝いた。

photos
 
                 
 
photos
photos
photos photos photos photos
photos
 
                 
  ※写真をクリックすると大きな画像が見られます。