フォーミュラEnjoyはFE2クラス5台、FE1クラス6台での戦いとなった。FE2は予選5位までが約0.8秒差にひしめく混戦模様。FE1は小林良が予選2番手の小俣弘之に約1秒の差をつけて抜きんでた印象で決勝(西コース12周)を迎えた。
【FE2】
PPの細田が順調なスタートでトップをキープ。しかし堀田がぴたりとつけ、オープニングラップから2台による激しい争いが展開された。堀田はファステストラップを連発しながら、いくどとなくスプーンカーブの進入で細田に迫り、5周目にトップに躍り出るが、細田も引かず追走する。戦局が動いたのは10周目。機をうかがっていた細田がショートカット入口で鋭くインをさし、再びトップへ。そのまま今季3勝目のチェッカーへとマシンを運び、見ごたえのあるトップ争いを今季3度目の優勝で飾った。後方では永井秀和が単独の3位チェッカーを受けたが、参加台数による賞の制限のため、表彰台へは細田と堀田が登った。
【FE1】
小林がPPから好ダッシュをみせてオープニングラップを制し、トップを快走する。後方では小俣、宇高希、柏森正勝らが接近戦を映じる展開に。やがて小俣がこの集団から抜け出し、小林との1-2態勢を築くと、多屋禎一、深谷佳彦も加わった4台での3位争へと変化する。中でも宇高と柏森のつばぜり合いは激しく、中盤には宇高をかわした柏森が3位を走行するものの、11周目に宇高が逆転。小林、小俣に続くうれしい初表彰台を獲得した。小林は今季3勝目。 |