フォーミュラEnjoyはFE2クラス6台、FE1クラス9台のエントリーを数えた。FE2は天川翔貴、FE1は小林良といずれも前回の優勝者が予選トップタイムを記録。しかしながらFE2では予選上位5台が1秒以内の差でひしめきあい、FE1では昨年の年間ランキングトップの徳藤一貴が予選2番手につけるなど接戦が予想される中、決勝(フルコース8周)を迎えた。
【FE2】
ポールポジションの天川がスタートで出遅れた一方、予選4番手の細田浩一が抜群のスタートダッシュでトップを奪い、独走態勢を築く。その後方では予選2番手の亀蔵、3番手の永井秀和、そして天川の3台がパッケージとなって息詰まる2位争いを展開。4周目に亀蔵が永井をかわすとそのまま2位の座をキープする。レース終盤まで4番手に沈んだ天川だったが、7周目の1コーナーで永井をパスし、3位まで挽回。表彰台は細田、亀蔵、天川のラインアップとなった。
【FE1】
オープニングラップで徳藤が小林をかわし、トップに躍り出る。その後方ではマシントラブルで予選最下位に沈んだ小俣弘之が2周目にクラス4位まで追い上げを見せたが、惜しくもS字でオーバーラン。戦列復帰後にマシンに不調をきたしてリタイアとなった。 緊迫のトップ争いは2周目に小林が徳藤をかわしたものの、すぐに徳藤が抜き返し、そのままチェッカー。徳藤は今季初優勝を飾り、昨年からの小林の4連勝を阻んだ。クラス3位には廣俊明が入った。 |